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デット島2日目。昨日の夜は背筋が凍るほどの虫の数に驚き、あまり眠れずに朝を迎える。

虫といっても蚊ではなく、電灯に集まってくる蛾のような羽虫。こんなの初めて! ってくらい夥しい(おびただしい)数が飛び回っていた。ここに来る人はぜひその体験をどうぞ。^^ 残念ながら写真は撮れず。

 

そんな話は置いといて。

今日は午前中からチャリをレンタルし、隣のコーン島とそこにあるコーンパペンの滝というのを見に行った。

実のところ滝や近隣の島以外ここでの観光ポイントはなく、あとはお金を払って川イルカウォッチングツアーに参加するくらいしかないが、僕らは残念ながら現金を持ち合わせておらず、資金的な余裕がなかったもんだからツアーにも参加できず。

というわけでチャリで往復12キロくらいかな、走り回って写真を撮ってみた。

デット島の村デット島~コーン島への道

コーンパペンの滝1コーンパペンの滝2

 

その後はゲストハウスに戻ってパソコンをいじってみたり、今後の旅スケジュールの調整をしてみたりするが、ゆったりとした時間は睡魔を呼ぶ。

パソコンで音楽を聴き、夜飯を食べ、ダラダラと会話をしつつ、寝る。

久しぶりにグータラ生活をしてみたけど、僕らにはこういうのは合わないな、と。

ガンガン動くほうが性に合うらしい。もっとアクティブな旅を。

明日は1日中移動。今度はベトナムの京都、フエという町まで。

明後日28日は嫁の誕生日。フエでお祝いをしよう。

 

P.S.
ラオスとベトナムは陸続きのため、国際寝台バスの交通網が発達している。それぞれ陸路で国境を越えるルートがいくつかあり、ビエンチャンやパクセーからの発着便が多い。

ハノイ、フエ、ダナンなどのベトナム地域はもちろん、カンボジアのプノンペンやシェムリアップ、タイのウボンやバンコクなどにも寝台バスが通っている。

どの旅行代理店でもラオスキップ払いかドル払いのため、旅の資金として現金を持つならレートはどうあれ日本円よりも米ドルが良い。

シーパンドン。

タイ、ミャンマー、ラオスと国境を隣り合わせるゴールデントライアングルから続くメコンの流れは、ここラオス南部に到達すると一気に川幅を広げ、その流れは勢いを増す。

4000もの大小様々な島が織り成す風光明媚なこの地域はラオス語でシーパンドンと呼ばれ、僕らはその中でも大きな島「デット島」に向かうことにした。

元々の計画には全く入っていなかったこの地域は、タイのタオ島で出会ったS氏をはじめ、ラオス入国後に出会う人たちから散々お勧めされた場所だったこともあり行くことを決めた、という経緯が。旅の予定は常に変わるものだ。

4000の島? メコンの流れを見ながらハンモックでボーっとできる?

「何もしない贅沢がそこにはある」なんてキャッチフレーズをつけたくなるくらいの場所という評判は、果たして確かにその評価に見合うものであった。

 

チャンパサックを出発した僕らは、川を渡って大きめのマイクロバスに乗り換え、ナーカサンという村まで2時間ほどかけて走り、そこからさらにボートでデット島に渡る。

結局、朝8時にチャンパサックの安宿を出た僕らがデット島に到着したのは午後12時を回る頃だった。

島に到着してすぐにゲストハウスを探すが、基本的に離れ小島なので清潔ではない。虫はたかってるし、汚いし。

とはいえ、メコン川に落ちる夕日を眺められるサンセットバンガローというのがいくつかあって、島にいた外国人らが綺麗だよというので、僕らはとりあえずそのひとつに腰を落ち着けることにした。(ちなみに1泊400円也。)

デット島バンガロー1デット島バンガロー2

デット島バンガロー3デット島バンガロー4

 

とりあえず島を散策しようってことで周囲を歩き始めたはいいが、デット島、思ったよりも小さいし何もない。1時間もかからずに散策終了。^^;

少し郊外にコーンパペンの滝というのがあったり、川イルカウォッチングがあったりとツアー的なものもいくつかあるにはあるけれど、それは明日にしようということで今日は久々に嫁に散髪してもらうことに。

美容師じゃないけど、まあまあいい感じ。最初はインドネシアで切ってもらって、次はここ。時間が余るときに髪を切るのは結構お勧め。100円ショップでハサミとすきバサミの両方を持ってくると便利。

メコンの流れと山々と青い空と夕暮れとを望みながら、ゆったりとした時間は過ぎてゆく。

メコンの夕暮れ1メコンの夕暮れ2

明日はチャリをレンタルして少し近辺の島々を探検しよう。

 

P.S.
ネット環境は悪いしATMもないしで、だいぶ節約生活を強いられております。コーン島やデット島に来る際には十分な現金と電気機器の充電をしっかりとすると◎。電気は夜の数時間しか通らないから。

5月23日午後8時30分。僕らを乗せたバスはラオス南の町、パクセーへと向けて走り出す。

深夜一度の休憩を挟み、途中大雨にあいながらも、ほぼ定刻どおりの早朝6時半にパクセーのバスターミナルへと到着した。

眠い目をこすりながらも、バスターミナルで声をかけてくるトゥクトゥク親父たちの一人を選び、近くのサバイディー2というゲストハウスに向かうが、満室とのこと。

さて。どうしたものか??? と考えてみるも、サバイディー2ゲストハウスの受付の人からもらった地図を見て、急遽予定を変更。^^;

 

そもそもパクセーはワットプーへ行くための拠点として利用しようと思っていた町だが、ワットプーに行くならさらに南の町「チャンパサック」が良いとのことでトゥクトゥク親父にバスターミナルに戻ってもらうことにした。

話が通じてなかったのか、なぜか地元民だけが利用するようなバスターミナルに連れて行かれてかなり不安な嫁。旅に出たことがある人は同じ感覚がわかるかも知れないが、東洋人を含む外国人ゼロ/全員地元民の空間は異国ではかなり不安である。

9時発のバスが来るまで少し待機するも、周囲の地元民の注目の的。超ふあーん、である。

パクセーチャンパサックローカルバス1パクセーチャンパサックローカルバス2

 

っていうか、ここで乗れるローカルバス。バスといってもトラックの荷台にガンガン乗れるだけの人を詰め込む感じ。

ようやくバスに乗れる時間が来て乗り込むも、嫁も僕も、「いやいやもう無理っす。足変な方向に曲がってるからぁ~。」と叫びたくなるくらい詰め込まれ、さらに詰め込まれ、誰も日本語や英語を理解する人間なんて存在せず、ひたすら詰めろ詰めろの大合唱。

20人くらいは乗ったローカルバス的トラックは60キロくらい先の町までひたすら進み、川を渡り、ようやっと目的地チャンパサックの町に到着。いやいや、町というか1本道沿いに家があるだけの村か。

チャンパサックゲストハウス前の道路チャンパサックゲストハウスからの景色

パクセー、チャンパサック、ワットプーと、全く情報がない中で、運よく降り立った目の前のゲストハウスにチェックイン。まあ運の良いことで。^^

チェックイン後にシャワーと洗濯を済ませて、早速ゲストハウスから10キロほど先のワットプー見学。

ワットプー1ワットプー2

ワットプー3ワットプー4

ワットプーはラオスの歴史遺産としてユネスコに登録されていて、カンボジアのアンコールワット、ベトナムのミーソン遺跡と並ぶ東南アジアでは超有名な遺跡のひとつ。

とはいってもアンコールワットに比べちゃうと全然貧相なんだけど、それでも遺跡好きとしては満足のいく場所だった。

どの遺跡もそうだけど、東南アジアの遺跡群はやたらとジャングルの奥地に作られていて、しかも全然保護されてないから荒れ放題なのが残念でならない。もう少し地元の人たちが大切にすれば、もっと彼らにも恩恵があるだろうし外国人旅行者が増えればメリットも多いと思うんだけど。

ところで、ラオスではバンビエンあたりから日中の日差しが恐ろしいほど強い。気候も違えば、ここラオス南部のチャンパサック地区は人の顔すらも北部とは全然違う印象を受ける。

クメール人?の流れなのか、どちらかというとこのあたりの人たちは、カンボジア人に近い顔をしていて、タイ北部やルアンプラバン近辺と比べると全く異なる先祖をもっているのかも知れない。

まあ、メコン川のもう少し先に行けばカンボジア領なんだから当然か。

 

そんなわけで、今日は念願のワットプー遺跡見学も終わり、雄大なメコン川の流れを見ながら日記を書き、飯を食い、まったりとした午後の夕暮れ。

明日はここからさらに南部の、4000もの島がメコン川内部にあるという地域、シーパンドンに向かい、その島のひとつ「デット島」にて滞在予定。

全然ネット環境がよろしくないので、なかなかブログアップにも時間がかかるし金もかかる。汗

実に仕事が忙しく感じる今日この頃。

一応旅の醍醐味として、その土地その土地で出来ることをやっているとは思うが、都度都度頭の片隅に仕事のことが浮かんでくる。やはり仕事と旅の両立はなかなかに難しい。あまりお勧めはしない。^^;

 

さて、ここ数日はルアンプラバンからバンビエンに向けて動き、バンビエンではカヤックに乗り、タイヤチューブで洞窟(鍾乳洞)に入り、メコン川でジャンプをしてみたり。

仕事的にも忙しいこともあって、なかなかブログに手が回らなかったんだけど、その辺は嫁日記で色々書いていると思うので参照を。リンクは右側からどうぞ。

 

さて、旅人達のサイトなどではラオスではゆっくりするに限るとか書かれているが、実際バンビエンなどの田舎町でゆっくりしてもいられない状況にもあるわけで。

あえて1日を無駄にする必要もなく、結局僕らはバンビエンに2泊した後、さっさとラオスの首都ビエンチャンまでバスで向かい、ビエンチャンで数時間観光してみた。

ブッダパーク1ブッダパーク2

ビエンチャン凱旋門タート・ルアン

 

 

ビエンチャンには何があるわけでもなく、とにかくラオスの中では唯一の都会だ。町の中にある観光地としては、フランスの凱旋門を模写したものと、タートルアンと呼ばれるお寺だけ。

それでも隣国のタイやベトナムと比べると格段に劣るのは否めない。なぜラオスがここまで発展が遅れているのかはわからないが、唯一の救いは、彼らラオス人はそれをあまり気にする風でもないことか。

商売根性がないというか、発展をあえて望んでいないのか、むしろ今のままを望んでいるようにも見える。

 

バンビエンやルアンプラバンで出会った人たちから聞いた情報によると、とにかくビエンチャンは都会なだけで見るところがないから1泊すらする必要がない、と。

そんな事前情報も踏まえて、僕らはビエンチャン到着のその日のうちにラオスの南の都市、パクセーまで進むことにした。

ビエンチャンからパクセーまでの寝台バスは一応VIPのSLEEPINGということでどんなもんかと想像していたが、これがまた足を伸ばして寝られるタイプ。こんなバス初めて見た。日本にもないでしょ、きっと。

ビエンチャン~パクセー寝台バス1

ビエンチャン~パクセー寝台バス2

 

というわけで、本日はバンビエン~ビエンチャン~パクセーへと移動移動の1日。

明日は世界遺産のワットプー見学などを予定。その後は島でのんびり。

トゥクトゥクルアンプラバン2日目は主要なお寺巡りと町の散策を予定していたが、思ったよりも早く終わりそうだということで車で30分ほどの郊外にある「クアンシーの滝」に行くことにしてみた。

午前中に見たお寺の数々は、東南アジア一帯にある仏教様式で建てられており、ここでは「ルアンパバーン様式」と呼ばれているらしい。

ルアンプラバンの町の中には大小合わせて80を超える寺が建立され、その全てのハードな面があって世界遺産たる都市なのだろう。ソフト面で言えば、僕らは初めてラオスという国に来てここで生活する人々の顔を見たわけだが、なんとも笑顔が素敵な民族なんだな、という印象が強い。それこそが世界遺産の裏の部分というか、守っていきたい民族性なのかも知れない。

タイを「微笑みの国」と称える人がいるが、僕はラオスこそが「微笑みの国」だと思う。

ルアンプラバンの町並み1

ルアンプラバンの町並み2

 

さて、そんなわけで午前中はひとしきり寺巡りとルアンプラバンの町を散策し、途中でラオスのうどんなどを食べつつ。

ひと段落してゲストハウスに戻り、少し休憩してからミニバスでクアンシーの滝へ。

僕は個人的に町並みを見るのも好きだけれど、こういう田舎でしかできない自然の遊びも大好きだ。地元の子供たちに混ざってターザンロープでジャンプ。少しはしゃぎすぎて疲れた。

クアンシーの滝1クアンシーの滝2

 

クアンシーの滝の帰り際、昔からの生活様式を維持している田舎の村に寄った。

そこでは小学生くらいの子供達が観光客を相手に民族衣装や織物、腕飾りなどを売り、母親たちは子供にそれを強要しているようにも見える。

一方で何も知らないではしゃぐまだ幼稚園児にも満たない子供達。

あんな子供達の顔で「50円だから買って~」と言われると、正直辛いところもある。が、別に必要なものでもないから買わないんだけど、なんか、こう、色々考えちゃうよね。

ルアンプラバン郊外の村1ルアンプラバン郊外の村2

 

僕らは日本人として生まれ、日本で育ち、何不自由ない暮らしの中で育ってきた。

一方で、彼らはラオスという発展途上国で生まれ、育ち、外の世界を何も知らないまま、もしかしたらラオスという国がどこにあるのかも知らないまま、大人になっていくのかも知れない。(ラオスの都市部ではそんなことはないが、山奥の田舎限定での話。)

そんな生活の中に突如として現れる異星人のような欧米人たち。容姿は似ていても言葉が違う日本人や韓国人、中国人。たくさんのお金を持って自分達の生活圏に侵入する僕らを見て、彼ら子供達は何を思うのか。

日本人だから幸せ。欧米人だから幸せ。発展途上国に生まれたら不幸せ?

人それぞれ「幸せ」を感じる瞬間やその定義は様々だけれど、少なくとも生涯一生懸命働いても手に入れることの出来ない(かも知れない)お金を持ってやってくる僕らは、彼らから見たら妬みの対象なのか。幸せそうに見えるのか。

それとも、僕ら観光客が来ることによって潤う部分もあるということを割り切って、むしろもっと来てもらいたい対象であり、ウェルカム! という気持ちでいるのか。

そんなめんどくせぇーこと考えなくてもいいじゃん、とは思いつつも、彼らの立場、彼らの目線でこの現実を、この瞬間を考えてみると、「何か得られるかも」程度で考えてみてるだけ。

・・・・・。

一人旅でも二人旅でも、旅に出て移動時間に身体的やることがなくなると、頭脳的活動に集中することになる。で、妄想が始まって、目の前で起きている事象に対しての現時点での自分の考えをまとめてみたり。

と同時に、自分の将来、家族の未来、仕事のことなど、とにかく絶対に答えが出ないであろう内容を考えてみたりもする。

まあ頭の体操的には良いことだけれど、結局行き着く先は、「何とかなるか!」という抽象的で楽観的なところで丸く収まる。

まだまだ旅は長い。気楽にいきましょー。

 

P.S.
これからクアンシーの滝へ行く人へ参考までに。

ルアンプラバンに来たら、町歩きは半日で終えて必ず午後は滝に行くべし。行くときにはミニバスよりもその辺をウロウロしてるトゥクトゥク親父を捕まえて交渉したほうが安くなるはず。