ラサからネパール国境を越え、カトマンズまで行く旅の3日目。
前日、エベレスト玄関口から戻ってきたのが夜11時と遅く、そのため今朝は少し遅めの8時起床。
ほぼ全員が昨日の徒歩の影響もあって激しい頭痛に襲われ、僕自身は頭痛に寒気にと、まるで風邪を引いたかのような感覚で夜を過ごす。
が、一晩経ってみると若干症状は緩和され、さらにこの後、標高をどんどん下げていくに従ってその症状は消えていった。
僕らの滞在中には、この季節にしては運が良く、エベレストの頂上が雲に隠れて見えないということもなく、素晴らしい景色を何時間も眺めることができた。
山頂が雲に隠れたままだと、どうしても綺麗さが半減してしまう。その点僕らは本当にラッキーだったと思う。
あの山頂は標高で8000m。地球上で一番高い場所か。山登りが好きな人が目指すのもわかる気はするが、見るだけでいいや、と。(笑)
エベレストを後にして、中国とネパールの国境の町ダムまで車を走らせる。
今日はどこか見所を観光するということもなく、ただひたすらにランクルは埃まみれになって高原を駆け抜けていった。
ランクルの窓から見える風景は、砂漠とも平原とも形容しがたいこの地域独特の雰囲気があり、ドラゴンボール的に表現するならここはナメック星なんじゃねーか、と。
電気もガスも水道も通ってないこの地域でも人は生活しており、遊牧民生活をしているらしい。
ここら一帯もいずれ中国政府の手が伸び、道路や列車が整備され、観光資源として中国に利用されるようになるんだろう。
車は徐々に高度を下げていき、とうとう標高2000m付近にまで下りてきた。
景色は一気に緑を増し、渓谷を下っていく感じに。
が、ここで前のほうが渋滞。何事かと探ったところ、どうやら前方の道路工事のために1時間以上待たなければならないらしい。
ここまで順調だったドライブもここで一旦停止。車の中でトランプとかして過ごすものの、そこは中国軍人が仕切る工事現場。もちろん時間通りに事は進まず、小さい荷物だけ持って歩くことに。
歩いて先に行ってみると、なんと中国軍人たち、トランプで遊んでる。しかもこっちは長時間待たされているにも関わらず、彼らはのんきに飯を食べ、裸で水浴びをして、ヘラヘラ笑って過ごしてる。
日本では考えられない光景に、ただただ唖然とするばかり。
さらに工事現場とはいえ、車1台なら余裕で通れるスペースはあり、きちんと交通整理をすれば問題なく行き来できる状況にあって。
これはもう嫌がらせだねぇ、とガイドのジャムツーも腹立ててたみたいね。
最後の最後まで中国の洗礼を受け、少々遅れて無事ダムに到着。
ダムは小高い丘の上にある町で、国境付近ということもあって中国の色とネパールの色が入り混じった不思議な雰囲気の町だった。
漢字表記が減り、サンスクリット語?ネパール語?の文字が増えてきた。
町を走るトラックの彩りもネパール一色になり、国境独特のアンダーグラウンドな雰囲気を醸し出しつつ。
ホテルにチェックインして近所のレストランで飯を食べ、本日も終了。
明日はとうとうネパールとの国境を越えてカトマンズへ入る。









































