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8月7日 プレーケストーレントレッキング

そもそもプレーケストーレンを知ったのは、あいのりのメンバーがノルウェーに行った際に立ち寄った場所だった、という偶然だった。

で、世界一周のスケジュールを組む際に、どうしても行きたい場所リストに挙げておいたのだ。

北欧の物価が高いことを承知でノルウェーに来た唯一で最大の目的が、ここプレーケストーレンだと言ってもいい。

 

スタヴァンゲルインフォセンタープレーケストーレンはリーセフィヨルドに面した断崖絶壁の岩。

スタヴァンゲルの港からタウ行きのフェリー(所要約20分)に乗り、さらバスに乗り換えてプレーケストールヒュッテというロッジまで行き、そこからプレーケストーレンまでは約2時間ほどのトレッキング。

ここスタヴァンゲルに来る人の目的がプレーケストーレンということもあり、港~タウ~プレーケストールヒュッテというルートの往復チケットがツーリストインフォなどで売っている。一人200クローナ。約3200円。

 

プレーケストールヒュッテスタヴァンゲルのホステルを朝出て、一旦鉄道駅のロッカーに荷物を置き、インフォメーションでチケットを購入。11時25分発のタウ行きフェリーに乗船した。

スタヴァンゲルからタウを経由してプレーケストールヒュッテを往復するフェリー+バスチケットは、夏のこの時期に限り1日5往復程度している。

朝9時から夕方まで。北欧の太陽は沈むのが遅いので、わざわざ早く行かなくてもいいと思う。

僕らはスタヴァンゲルからオスロまで行く寝台列車を予約していたので、スタヴァンゲルに18時くらいに戻れるよう、11時発のタウ行きを選択した。

まあインフォメーションで事前に調べられるので、自分達のその後の行動を考慮して選べばいいと思う。別に混んでないし、当日でも全然問題ないと思われる。

 

プレーケストーレン全体像11時25分タウ発。11時45分タウ到着。12時過ぎにプレーケストールヒュッテに到着して、トイレを済ませて、いざトレッキング開始。

いきなりの急勾配からスタートして、歩き慣れてない人には相当辛いだろう坂を駆け上がると、平坦だけどゴロゴロ岩が敷き詰められた整備されてんだかされてないんだかわからない道が続く。

道は狭く、同じ道を降りてくる人もいるため、お互いに譲り合ったりしつつ。

朝早くに歩き始めれば、登る人ばっかりだから歩きやすいかも知れない。

犬と一緒に歩いてる人もいるし、身軽な格好で歩いてる人もいる。

僕らは食料と水と上着を持って歩いたけど、何も持たずにサンダルで登ってる人もいたくらい。あまりちゃんとした登山靴じゃなくても全然平気かも。スニーカーで十分。

急勾配の岩だらけの道犬と散歩してる人

最初の急勾配を終えたらやさしい道のりが続くが、1時間くらい経つとさらに急な坂道が待っている。

これが最後の難関で、ここを乗り越えたら後はのんびり歩けば到着。

2時間と言われていたけど、結局僕らは1時間半くらいで登りきった。途中休憩してもそれくらいだから、若い人の足なら2時間は絶対にかからない。逆にフランス人のおじちゃんおばちゃんはもっとかかってたけど。^^;

プレーケストーレンの頂上は何とも表現できないんで、写真でどうぞ。

プレーケストーレンの頂上にてプレーケストーレンの頂上にて2
プレーケストーレンと嫁1

嫁は恐れることを知らず、一人断崖絶壁のギリギリで・・・

地球に生まれて~~~

「地球に生まれて~~~~」

良かったぁ~~~!!

「良かったぁ~~~!!!」と叫ぶの図。

 

嫁の水ボトルが落ちる。そんなこんなで調子に乗って座ったり立ったりで写真撮影をしていたら、嫁のリュック横に入れておいた水のペットボトルが落下。

みんなが「あぁ!!」って叫んだときには、時すでに遅し。

水ボトルはフィヨルドの海へ真っ逆さま。

嫁の落し物・置き忘れ癖はいつものことだけど、ここまできて水を落とすとは。。。

「命を落とさなかっただけいいでしょ。」とアッサリと言いのける彼女の肝っ玉の大きさに唖然としつつ、プレーケストーレンの岩の上でサンドイッチやチョコを食べ、下山。

スタヴァンゲルから往復で約5時間もあれば十分に行って帰ってこれる。

その後スタヴァンゲルの町を散策して、電車に乗って早朝オスロへ。

いやはや、素敵な1日だった。大満足。

8月6日 ベルゲンブリッゲン地区

ノルウェー最西部に位置するベルゲンは、海産物が多く水揚げされる場所として発展してきたらしく、昔ながらの漁港といった雰囲気をもった落ち着いた町だ。

代表的な海産物は、サーモン、キャビア、それに鯨の肉なども食べられているらしい。外国ならではのボリューム満点の海の幸が所狭しと並べられている市場、そしてその付近に広がるマーケットの散策が楽しい。

ベルゲン地区フィッシュマーケットサーモンドッグ

 

ベルゲンにはまた、観光都市として世界遺産に登録されているブリッゲン地区というのがある。

ブリッゲン地区には古き良き木造の建物が港に沿って並び、カラフルなその彩りがまた北欧らしい印象を強める。

カナダの東部に行った際にも同じような雰囲気の町があったが、北欧と北米東部は大西洋を挟んで向かいにあるわけだから、同じ人種の人たちが移住したと考えれば納得できる。なるほどなるほど。

同じベルゲンという町にあって、港近辺のブリッゲン一帯とそれ以外の市街地の建築の違いも赴きがあって良いところだ。

ブリッゲン地区の観光客ブリッゲンの木造建造物前にて

ベルゲン市街地丘の上の教会からベルゲンを望む

 

3時間~4時間もあれば、ブリッゲン地区をふらふら散策できる。

サーモンサラダの昼飯午前中から動いて、昼飯には奮発して魚介サラダを買い、港で食す。

昼過ぎには満足してホステルへ戻り、荷物の整理とネットと。

夕方16時過ぎに、次の目的地スタヴァンゲルへのフェリーに乗り込んだ。

そうそう、ベルゲンからスタヴァンゲルへの高速船は、1日に2本しか出ていない。午前中と午後の1本ずつ。これを逃すとスタヴァンゲルを起点にしてリーセフィヨルドとプレーケストーレントレッキングに行くことができないので、必ずベルゲン到着後すぐにチケットを購入するのがいい。

また、午前中のフェリーはオフィスオープン前に出てしまうらしく、その場合は船に直接乗り込んで、船で切符を買えばいいみたい。

この夏の時期でも満員にはなってなかったみたいだし、最悪イスなしでデッキに座れば何とかなるだろうから、出発する日にチケット買ってもいいと思うけど。

僕はこのルートを日本で調べていたときにめちゃくちゃ不安だった。フェリーで移動できるかな!?出来なかったらベルゲンもう一泊か!?とか。

そんな人は、高速船の会社「tide」のホームページからチケットを予約してしまおう!

ベルゲン~スタヴァンゲル間の高速船会社「tide」

ちなみに、ユーレイルパスを持っている人はこのフェリーの料金が50%オフになる。必ずパスを見せよう!

tideフェリーtideフェリーからの夕焼け

 

ってことで、スタヴァンゲルに到着したものの、予約してたホステルまでの道のりが遠い遠い。スタヴァンゲルには唯一ホステルがあるんだけど、これがまたバスを使って行く面倒くさい方法で。

だから少しお金を出して町の中心地にホテルを予約するほうが賢い。バス代もバカにならないからねぇ。

スタヴァンゲルのホステル

 

P.S.
高速船フェリーでは、なんとネットが通じてしまう。それを良しとしてずっと下を向いてパソコンの画面に向かっていると、船に酔うから気をつけましょう。僕は吐き気で途中でヤバかった。^^;

8月5日 フィヨルドクルーズ

本日オスロよりノルウェー西海岸の港町、ベルゲンへの移動。

単なる移動というよりは、この移動そのものが北極圏に近い地域の自然景観と、この地域独特の沿岸地形フィヨルドを楽しむものとなる。

ノルウェー観光を英語で調べてみると、必ず出くわすのが「Norway in a nutshell」というパッケージ化されたフィヨルドツアーの類。日本で言うJRが企画している定番ルートのパッケージツアーみたいなもんだ。

僕らのルートは、まさにこのNorway in a nutshellをユーレイルパスと共に移動するもので、本日の宿泊地ベルゲンまで行く片道タイプ。

Norway in a nutshell(英語サイト)

ナットシェルルート

先にルートから書いてしまうと、まず最初はオスロからミュールダールという町までの列車。これは普通の快速列車でユーレイルパス保持者なら無料で乗れる。この列車には日本人が多数乗っていた。クラブツーリズムのバッジとかついてたし。(笑)

海外でこれだけの数の日本人と遭遇すれば、欧米人が「日本人は金持ちだな!」と思うのも無理ないか。他の国のグループツアー客がいない分、日本人は相当目立っていた。

 

列車がミュールダールに到着すると、すぐに隣のプラットフォームからフロム(フラム)鉄道という路線に接続して、フロム駅まで行く。この鉄道は約1時間ほどの景観鉄道路線で、北欧の自然景観を楽しむための観光列車だ。ノルウェー観光のハイライトのひとつである。

オスロ~ミュルダール列車途中駅を降りて撮影

ミュルダール手前の景色ミュルダール駅

 

フロム鉄道は自由席。世界中からの観光客が多数乗ってくるため、できるだけ早めに席を確保したい。ほぼ満員になる。僕らは駅員に聞いて左側の席がいいよ、と聞いたので進行方向左側を確保した。

列車には窓が開く席があるので、そこを確保できると写真撮影がうまくいく。窓が開かない場所だと、どうしても窓の反射で映りこみがあるためうまく撮影できない。

フロム鉄道の車内フロム鉄道とフェリーと

フロムは小さな田舎町で、現地人がキャンピングカーで乗り入れてサイクリングをしたり、自然公園内でキャンプをしたりという、典型的なアウトドアホリデーを満喫するための場所のようだった。

多くの観光客はフロム駅で30分ほど滞在した後、駅の隣の港から出るソグネフィヨルド観光船に乗船する。この船はフィヨルド内を2時間かけてゆっくりと運行する観光ルートの船で、これがまたフィヨルドを間近に体験できるとあってやっぱり混む。

フィヨルドクルーズも自由席のため、早い者勝ちで景色の良い席は埋まっていく。僕らはかなり早めに並んだから最上階の良い席を確保できたが、後から来た人たちは見晴らしの悪い1階席2階席に座らざるを得なかったようだ。

とはいえ、少し時間が経てば寒くなって中に入る人達も多いので、1階席から移動してきて写真だけ撮ってまた戻る、っていうのでも良いかも知れない。

風に吹き付けられて2時間も船の上にいれば、誰でも凍える。この8月で薄手のダウンを着ても寒かったから、季節が違えばもっと寒いはず。嫁は厚手のフリースでも寒そうだった。

ソグネフィヨルド1ソグネフィヨルド2

ソグネフィヨルド3ソグネフィヨルド4

 

フィヨルドクルーズの終点はグドヴァンゲン。

グドヴァンゲンには特に何があるわけではなく、列車駅に接続するバスに乗り換えるだけの場所か。

グドヴァンゲンからのバスはミュールダールとベルゲンの間の駅、ヴォスまで行く。フェリーを降りてVOSSと書いてあるバスに乗り込めば自動的にヴォスだ。周囲の観光客と一緒に歩いていけば問題ない。

バスは途中、急勾配のスタルハイムホテルを通過し、ここで宿泊する乗客を降ろしてからヴォスへと向かう。所要約1時間。

ヴォス駅到着後、30分もすればベルゲン行きの列車が接続される。残念ながらヴォス近辺では雨に降られてしまったが、ベルゲンに到着する頃には晴れた。どうやらベルゲンは雨が多い町らしい。1年間400日も降る、なんて言われているほどだ。

ってことで、ベルゲン到着をもってナットシェルパッケージは終了。

単発で時間に限りがある人たちは、ベルゲンの町を少々歩いてから夜10時くらいの寝台列車に乗ってオスロに翌朝到着するという強行ルートを取る場合も多い。その場合、ナットシェルのラウンドトリップチケットを買えばOK。

グドヴァンゲンベルゲン到着

 

ベルゲンには安宿というレベルのものはなく、綺麗なホステルを予約済み。ドミトリーにも関わらず一人4000円程度と、ノルウェー価格は本当に痛い。(夏休み期間中は予約をしないとまず宿は確保できないので、絶対に予約しておこう。)

Marken Gjestehus(マルケンゲストハウス)

ホステルは駅から歩いて数分の近い場所にあり、非常に便利。ドミだけど静かで綺麗だし、キッチン設備も良い。ファミリーもいて雰囲気はいい。

宿には岐阜県から来たという日本の小中学校の先生軍団がいて話をしたが、どうやら先生は夏季休暇で40日ほど休めるらしい。

で、地球を歩こうという趣旨で毎年海外に行ってるんだって。先生って職業はどんだけ待遇されてんだ、と。インドのムンバイでも1ヶ月くらいの休暇で旅行してる社会科の先生と会ったし、子供達が夏休みなら先生もお休みなのか。

 

まあ、そんなこんなで今日の日記はルート解説か、と。(笑)

ノルウェーのナットシェルパッケージは完璧に接続時間なども調整されているので快適に過ごせるってことを強調して終わりにしよう。

プレーケストーレンに行くために事前に色々と調べていたけれど、こっちに来てみてアッサリ解決されてしまった。なので、これから僕と同じルートを移動する方は心配する必要は全然ない。

ただ、日本から単発なら事前に旅行会社で予約しておくほうがいいかも知れない。現地で片道ルートが1295クローナだったから、1クローナ16円として約2万ちょっとのはず。

さぁ、明日はスタヴァンゲルへ移動。そして明後日は待望のプレーケストーレンだ。

8月4日 オスロノルウェー国旗小僧

早朝リバプール空港に行き、格安航空会社ライアンエアー便で北欧ノルウェーの首都オスロに入った。

リバプール空港は、ビートルズの名前にちなんで「リバプールジョンレノン空港」という。人の名前がつく空港といえば、日本では高知県に坂本竜馬の空港があるけれど、近代の人間の名前をつけるなんてすごいな、と。しかも歴史的な偉業を成した人ではなくて、彼はミュージシャン。それだけ影響力があったということなんだろうね。

リバプールジョンレノン空港1リバプールジョンレノン空港2

 

日本からの国際線が発着するオスロのメイン国際空港ではなく、もうひとつの小さな空港に到着したため、空港からオスロ中心部まではバスを利用しなければならない。

中心部まで行くバスは一人180クローナ、日本円にして約3000円。今までのアジアで節約してたのは何なんだ?と思わせる高額設定。でも成田エクスプレスを考えればそんなもんかな、と納得もする。

が、さらに驚かされたのがオスロ駅についてからの行動で目にする様々なモノの価格だ。

オスロマック90クローネは約1600円!500のコーラペットボトルが約350円、マクドナルドのビッグマックバリューセットで約1600円。そんな価格のどこにもバリュー感はない。

新しい国に到着すると、まず最初にその国の物価を把握するためにスーパーでチェックするんだけど、あまりに尋常ではない金額設定に末恐ろしくなる。

イギリスも高いと思ったけれど、ノルウェーはそれに輪をかけての高額設定。こりゃ世界一周バックパッカーが北欧を避けて通るのもわかる。アジアや南米であれば、北欧の1日の費用で1週間は生活できるのだから。

果たしてノルウェー人は、初任給でどれくらいもらうんだろうか。アルバイトでも時給2000円近くもらわないとやっていけない気がする。

 

オスロでは1番有名だと思われるアンカーホステルに宿を決めていたが、ここもツインルームで約1万円と、ホステル・安宿という類とは思えない金額設定。ドミトリーでさえ4000円程度はする。

確かにオスロセントラル駅から歩いていけるので立地条件は完璧だけれど、ここまで高いと凹むのを通り越して呆れる。

さらにシーツ代やタオル代など、別途徴収されるものもある。北欧に来るバックパッカーは注意が必要だ。予想以上に金が飛ぶ。

ちなみに、シーツはアウトドア用のコンパクトなものを自分で持ち歩けば借りなくてもいいと思う。アジアでは使わないけど、ヨーロッパでは活躍するはず。

アンカーホステル

ホステルに荷物を置いた時点で3時。オスロはムンクの叫びで有名な画家のムンクさんの出身地ということで、とりあえずナショナルギャラリーまで歩く。入場無料。月曜休みなので気をつけて。

ムンク以外にも、ピカソ、ダリ、モネといったメジャーな画家の作品が多数展示されていて、無料にしては大満足だった。さすがに夏休みということもあって日本人ツアーグループもいた。世界中どこにでも日本人はいる。

オスロ市内には他にもバイキングに関する博物館などが多数あるけれど、そこまで時間もないし交通費も馬鹿にならないため、美術館のあとは近辺の見所を歩いて回った。他にも城とかあるみたいだけど。

オスロ市内1オスロナショナルギャラリー

オスロ市内2オスロ市内3

 

町中のレストランは高額すぎて入る気にもならず、スーパーでインスタント麺と野菜とフルーツを買い込み、ホステルに戻って夕飯。インスタント麺と野菜がこんなに豪華になった。素晴らしい。

オスロホステルでの自炊飯

ってことで、オスロはその町の綺麗さ以上にモノの価格に驚いた。

明日は、オスロ~ミュールダール~フロム鉄道~ソグネフィヨルドクルーズ~グドヴァンゲン~ヴォス~ベルゲンというフィヨルドルートで1日移動。晴れるといいなぁ。