
ご存知の方も多いだろう、インディージョーンズの映画で撮影地となった、ペトラ遺跡。
谷間を抜けた先に見える、大きな岩をくり貫いて造られた建物。それがペトラ遺跡のメイン、エルハズネだ。
僕らが世界一周を真剣に考え始めたとき、中東ヨルダンの地においてここだけは絶対に外せない場所としてリストアップしていた。他の多くの旅人達も同じだろう。
トルコからシリアへ入り、ダマスカスからアンマンへと抜けるに従って、徐々に気温も上がってきた。
シリアではフリースを着なければ寒いくらいの気温だったのに、ペトラに来ると半袖でも日中は暑いと感じるほどの陽気。っていうか太陽が照りつける感じ。ようやっと中東らしい、砂漠地帯らしい感じだ。
アンマンからのバスは朝7時にペトラへ向けて出発し、途中2回の休憩を挟んで4時間後の11時にペトラ遺跡のパーキングに到着した。
今日はここで1泊するため、ペトラ遺跡から程近いワディムーサという小さな町にある宿へタクシーで向かう。
いくつかのホテルがある中で、日本人に特に人気なのがバレンタインインというところ。なぜここが?とも思うんだけど、このエリアでは安い宿らしい。10人入るドミトリーで、一人5ディナール(700円)。
また、バレンタインインの夕食ビュッフェが評判らしいので、チェックインのときにそれも予約。チェックインを済ませて部屋に荷物を置き、ペトラ遺跡へと。
この時間帯に無料シャトルは出てないので自分で行くことに。歩いていこうと思ったけど急な坂道で疲れるので、歩いている途中にヒッチハイクを試みる。車なら5分もかからない距離なのであっという間に止まってくれた。ヨルダン人はやさしい。^^
ペトラ遺跡の入り口でチケット代金(一人21ディナール)を払い、いざ遺跡エリア内へ。
最初の15分は砂が舞い上がる地帯を歩き、途中から谷間地帯へと。
歩く人の横では、馬車や馬に乗った観光客がサササーっと通り過ぎていく。これらの乗り物は結構な金額がかかるため、当然僕らは行きも帰りも歩く歩く。老齢の外国人観光客もたくさん歩いてた。健康的。


谷間地帯は、まさにペトラ遺跡を感じさせてくれる臨場感。とうとう来たなぁ~と実感してくる。


両側を絶壁に囲まれた地帯を15分くらい歩くと、待望のエルハズネが遂にその姿を現す。

背筋がゾワゾワする感覚。すげー。って、単純に呆然と見上げて10分。
写真撮影しまくってから内部をチラっと見てみると、意外とあっさり。


解説によると、このエルハズネは修復した後の形であって、発見当初は天井を支えていた柱のうち1本は欠けていたそうだ。その昔ペトラ遺跡の入場料は1ディナールで据え置いていたのに、世界遺産に登録されてからは観光客の激増に伴い、現在の21ディナールまで値上げ続けたらしい。(さすがユネスコパワー。)
でもニューヨークの911事件があってから観光客が逆に激減したため、入場料を下げ、再度また上げ始めてるとか。将来的にはもっと値上がりするのかも知れない。
ペトラ遺跡は敷地自体が相当広くて、エルハズネがある位置は入り口から30分程度のところ。
そこからさらに最奥の修道院「エドディル」まではさらに1時間半くらい歩かないといけない。しかも途中は急な階段を登る必要もあるため、体力のない人は1日では見学しきれないかも。
とはいえ、若い人なら1日で十分見てまわれるのでご安心を。アンマンから日帰りで見る人も結構いるし、僕らも実質6時間程度でほぼ全部見てきた。
2日券とか3日券とかあるけど、別にペトラは何日も滞在するようなところではないように思う。ものすごく遺跡が好きで、細部までじっくりと見たい人なら別だけど。
メインイベントのエルハズネを最初に見てしまうので、その後はインドのアジャンタ、エローラ遺跡を思い出させる岩窟遺跡が続く。
王家の墓だったり、人が住んでいたであろう岩をくり貫いた残骸とか、大きな一本道の両側に見所が点在する。
ガイドがいなくても歩けるけど、ガイドブックがあるほうがより良く理解できるかも。僕らは何も持ってなかったから、たとえばこの穴とか建物が昔何だったかのか???だったから。


最後のエドディルは坂道を40分くらい登るんだけど、それに値する見所だった。さらにそこから奥へと登ると展望台となっていて、広大な砂漠地帯を上から見ることができる。エドディルも上から見れるので良い感じの写真が撮れるよ。


ここまで来るのに5時間ほど。途中トイレ休憩とか昼飯も含めてだけど。
で、ここからは一気に入り口まで歩いて戻り、最後にエルハズネにお別れの挨拶をしてペトラ遺跡をあとにした。
午後5時のホテル送迎のバンに乗って、宿へ。
ちなみに、バレンタインインのビュッフェは評判どおりウマい! さらにその夜はインディージョーンズの映画も上映されて、たっぷりペトラ遺跡を満喫した1日となった。