ご存知の方の多いであろう、中国の世界自然遺産と言えば必ずここの名前が出てくると言われる「九寨溝・黄龍」。
僕らは今日から2泊3日の飛行機を利用するツアーで、中国の代表的な自然遺産を見て回る。
そもそも九寨溝・黄龍へは、最初バスで行こうかという話でスケジュールを決めていたんだけど、成都に到着してから色々と話を聞くと、
「バスで10時間か、それ以上かかるよ。」
とか、
「地震の影響で山道相当悪いらしいよ。」
とか、
「雨降って崖崩れとかあったら、4日じゃ戻れないよ。」
とか、散々なこと言われつつ。
僕らの前に九寨溝・黄龍に出かけた世界一周同期H夫妻はバスでの強行軍だったらしく、相当大変だったって話も聞いたし。
そんなこんなで、めっちゃ弱気な僕らは中国交通網のデンジャラスケースも考慮に入れて、安全でかつ楽な道を選び、飛行機ツアーを選択することになったというわけ。
でもやっぱりお金はかかってて、一人約30000円近い。たけぇ~!
朝6時にシムズゲストハウス前に来てくれた送迎車に揺られて空港へ。
空港では中国人観光客もたくさんいたが、日本人の55歳以上限定のツアー客らと話をしてみたり。
不景気不景気と世間では言うが、こんな中国の片隅にもたくさんの日本人観光客がいると思うと、日本はまだ元気があるかもね。
空港では僕らが乗る飛行機だけ待たされ、成都~九寨黄龍空港までたった40分で着くのに、到着したのは11時。早朝にゲストハウスを出てから5時間後のことだった。
九寨黄龍空港には現地ガイドが待っていて、その彼女が英語を話せるということで今回のツアーもコミュニケーションも問題はクリアできそうで一安心。
参加者が集まったところでバスは出発して、昼飯を食べた後にまずは黄龍へ。
九寨溝と黄龍は高所に位置し、日本の富士山とほぼ同程度の海抜3000mを越える。そのため空気も薄く、少し走ったりすると息が上がるから気をつけて、とのこと。
僕らは若いからまだまだ大丈夫と思ってたけど、実際に黄龍のエリアの遊歩道を歩き始めるとなかなかどうして、酸欠状態で胸が圧迫されるような苦しさが襲ってきた。
まあ我慢できる程度ではあるんだけど、富士山に登ったこともなく、登山なんて全然したことがない僕にとっては初体験で、なかなかに自然の驚異を感じた瞬間だった。
黄龍それ自体はさほど大きいエリアでもなく、下の入り口から頂上へは整備された遊歩道で結ばれており、足腰の弱い人でも時間をかければ歩けるほど。各所から眺められる石灰岩で出来た池が自然の造形美。
入り口から頂上まで約4キロの行程を、美しい景色と共に2時間ほどで駆け抜けた。
頂上には「五彩池」というポイントがあって、それを上から眺めたり写真撮影をしたりして過ごし、時間もないのでさっさと下山。
上りは辛いけど、下りは楽々。
禁煙だし、緑も多いし、小鳥のさえずりと水のせせらぐ音と共に、下りは比較的余裕をもって素敵な2時間の散歩となった。
このツアーに組み込まれているホテルは☆☆☆クラス。部屋の設備は不十分だけれど、まあまあ綺麗でグッド。
ちなみにホテルの料金を見てみたところ、普通に宿泊しようとすると780元(12000円)程度取られるらしいから、中国のホテルのレベルの低さに呆れる。ま、こんな山奥じゃ仕方ないか。
ホテルで出た晩飯もいまいちだったし、まあ腹が膨れればいいか程度に食べて就寝。
九寨溝・黄龍ツアー2日目は、朝から九寨溝へと向かう。




































