小さな象から始まったエローラ石窟群
Posted by fontana7 月 25

世界史の教科書にも載る、エローラ・アジャンタ石窟群。
ニューデリーの国内線空港からアウランガバードまでは、格安航空会社のジェットライトで約2時間。一人12000円くらい。
寝台列車やバスに比べて、やっぱり飛行機は高いだけあって快適レベルが違う。寝てればあっという間に到着というのは、支払った金額に勝る。時間を買う、というのは、快適さを買う、ということでもあるな、と。たまにはこういうのもいい。
さて、全く何の情報もなくアウランガバードにやってきたが、空港の出口にある観光窓口で宿と共にエローラ・アジャンタの観光情報も得ることができた。
空港からアウランガバードの町までタクシーで向かう。その時点で午前11時。
ホテルは駅前のMTDCホリデーリゾートというところで、政府公認だからということで安心して選べた。他にも安いところがあったようだが、わざわざ移動するのも面倒だったし、少し高いけど仕方なし(700ルピー)。


一旦ホテルに荷物を預けてから、エローラへ。
ホテルに併設されている旅行代理店では、一人230ルピー(460円)でエローラツアー(往復交通費のみ)を申し込めるが、午前中出発だったためそれには参加できず、タクシーでそのまま向かうことに。
エローラはアウランガバードの町から程近く、1時間もかからずにいける。
途中にはダウタラバードという昔の砦があったりと見所もあるが、それは無視してエローラへ一直線。
エローラには合計で30以上の石窟があり、それらを総称してエローラ石窟群と呼ばれている。1983年に世界遺産に登録されてから一気に観光地化が進み、日本のODAも電気関係や水関係の施設保全に協力してきたらしい。
というのも、エローラやアジャンタに残る彫像のデザインや壁画が、日本の仏教寺院を建設する際のデザインの参考とされているケースが多いそうで、その関係が強いんだとか。
では、エローラ石窟群を一気にどうぞ。










特に凄いと思ったのが、道の途中で出会ったインド人が教えてくれた話。
エローラでは30以上の石窟がある中で、最も大きなものが第16窟。ここだけ入場チケットを確認するほど大切な場所だそうで。
で、ここの寺院の裏手に回ることが出来るんだけど、ここから見ると16窟の天井に小さな社(やしろ)があって、ここにデザインされている象の彫像が、なんとこの16窟を彫り始めた最初のノミで削られた場所だそうだ。
そこからスタートして、徐々に徐々に下に掘り下げられ、結果的に写真のような大きな寺院となった、と。


総計で20トン以上の石が削られ、100年という年月をかけて完成させたらしい。その当時のインド人の寿命は30年程度だったというから3世代~4世代に渡ってこの石窟が掘られ続けた、ということだ。
エローラにしてもアジャンタにしても、仏教やヒンズー教の僧侶たちが住むための洞窟だったわけだから、その信仰心の強さには恐れ入る。修行、瞑想のためにここまでやるかって。
日本にも美しい寺院は残されているが、比較するには申し訳ないような・・・。
エローラ、大満足っす。
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